日記

CRYORIG Takuで新PCを組んでみた

2018.03.27

家で使っていたPCを組んだのは学生時代だった2007年か2008年頃……と、そろそろ10年も経つということで久しぶりにPCの自作をしてみました。

とりあえず旧PCの構成を書き出してみます。

マザーボード GA-G33M-DS2R
CPU Xeon E3110
メモリ DDR2 800MHz 4GB
グラフィック GeForce 210
OS Windows XP Home(32bit)

組んでから2年位でCドライブをIntel X25-Vに換装しています。今まで良く持ったなあと感心します。
グラフィックは2年くらい前に壊れて画面出力ができなくなったので、GeForce 210に買い替えています。
一応これでも、Portal2で遊んだり、YoutubeでHD動画を観たりしていたので、あまり不満はありませんでした。

新PCは以下の構成。

PCケース CRYORIG Taku Silver
マザーボード ROG STRIX X370-I GAMING
グラフィック STRIX-GTX1060-DC2O6G
CPU Ryzen 5 1600
メモリ CMK16GX4M2A2666C16R
電源 SST-SX700-LPT
OS Windows 10 Pro 64bit

CPUもグラフィックも最新のものより数段落ちる構成ですが、これはPCケースの高さ制限の都合上CPUクーラーがCRYORIG C7しか使えないためであることと、グラフィックが1060なのは予算の問題です。

とにかく高い!PCケース4万円、グラフィック4万円、メモリ2万円、電源2万円となると軽く10万20万とお金が出ていきます。
逆にマザーボードやCPU、SSDが安く感じるほどです。特にSSDは安くなったなあと。


とりあえずケースを開封してみます。デカイです。箱もでかくて置き場所に困りました。
外装と内装の二層構造で、内装はタンスの引き出しのように取り出せる一風変わったPCケースです。
CRYORIG初のPCケースプロジェクトのようですが、製造はLian Liが行っているようです。


公式サイトなどを見ただけでは分かりにくいのですが、外装の天板裏部分にはこのようなフィルターが4枚、磁石でくっついています。


引き出しはある程度手前に出すとそれ以上引き出せなくなるので、両サイドのロックを押しながら外して本体と切り離します。


マザーボードにCPUやメモリをぶっ刺します。昔、Pentium 4のPCを組んだ時にCPUをロックするためのレバーを折ってしまったことを思い出します。
マザーボードもメモリもヒートシンクがかっこいいですね。


そしてCPUクーラーを取り付けるわけですが、ここで今回目玉の『ワイドワーク 黒鉛垂直配向熱伝導シートVertical-GraphitePro 大判タイプ』の登場です。
以前は3cmのサイズしか無かったのですが、いつの間にか大きなサイズが出ていたので、試してみることにしました。
価格がびっくりプライスですが、かなり大きいので失敗しても大丈夫です。
でも失敗したくはないので、シートをCPUにグリグリ押し付けてシートにCPUの跡をつけてからハサミで切りました。
後述しますが、CPUクーラーを取り付ける時はズレないように注意しましょう。


というわけでCPUクーラーを無事に取り付けることができました……と、言うものの黒鉛シートを切ってからココまで2時間以上もかかってしまいました。
疲れてしまったためか写真もマザーボードが右にズレています。

なぜかといいますと、CRYORIG C7は出荷状態だと金具がIntel向けの配置になっているので、Socket AM4用にネジや金具の配置を変えなければいけないのですが、六角のボルトを金具から外すための工具が付属していません。
クーラーを固定するためのナットドライバーは付属しているのですが、ネジ部分の突起があるためボルトには使えません。
8mmのナットを回すためのスパナなどを用意しましょう(ラジオペンチでもいいかもしれませんが、スパナを用意したほうが確実かと思います)。

ちなみにですが、C7付属のバックプレートは使えないので、『NM-AM4-L9aL9i』に付属しているバックプレートを使用しました(スペーサーで固定するのには不安があったので)。
ナットを締める際は締めすぎに注意します(マザーボードが歪まない程度に、四つのナットを同じくらい締めます)。


PCケースの引き出しにマザーボードを固定、電源やHDDを押し込んで配線を色々いじっているところです。もうここまでくるのに5時間はかかっていたと思います。誰だよPC自作は簡単だって言ったの。
とにかく配線は曲者です。この手のケースでは仕方のないことですが。
特に本体側面から伸びるUSB3.0ケーブルが固くて太くて黒いのでもう最悪です。付けなくてもいいんじゃないか? とも思いましたが無理矢理付けました。

電源の配線に関しては、付属のケーブルと『SilverStone SST-PP05-E』を組み合わせています。付属のケーブルはコネクタがやたら固いので、PCケースに取り付ける前に予め付けていたほうがいいかもしれません。


PCケースの構造上、埃をシャットアウトするのは難しいのですが、気持ちだけでもこういったフィルターをペタペタします(MA-052WH)。
やたら雑な仕上がりになりました。
ただ、経年劣化でこの粘着部分がどうなるのか不安はあります。


色々ありましたが、ライザーカード経由でGPUを乗っけて、


本体に足を取り付けて、


完成!

……とはいかないのが自作PCの醍醐味(泣)

電源が入りません。マザーボードのLEDは点いています。ですがPower On Self Testが行われません。
かなりの確率で電源周りが原因かと思われるのですが、使用した電源は準ファンレスなのでファンを回すことができません。動いているのか謎。困った。

このPCケースには電源、補助電源の延長ケーブルが付属しているため、これが原因ではないかと延長をせず、また『SST-PP05-E』を使用しないで最小構成で繋いでみたところ……電源が入った!

どうやら、『SST-PP05-E』に付属している8ピンのEPSケーブルを補助電源のケーブルとして使ったのが原因のようでした。電源に予め付属しているケーブルに変更してあっさり起動。

OSのインストールも終わり、非常に快適なPC環境が整ったと満足しております(正直Win10はかなりクソだと思いますが……)。

マザーボードにCPUクーラーを取り付ける際に黒鉛シートがズレないように、と言いましたが、どうやら一度稼働させるとクーラーとCPUが完全にくっついて外れなくなるようです。
ある意味黒鉛シートの性能が最大限発揮されている状態なのだと思いますが、注意したほうがいいでしょう。CPUがある程度温まっていれば外れるかもしれませんが、怖いので試していません。

室温20℃の時のCPUの温度はアイドルで40℃弱でした。CPUが省電力なのか、クーラーの性能がいいのか、黒鉛シートのおかげなのか、よく冷えていると思います。

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