日記

自称Fランクのお兄さまがゲームで評価される学園の頂点に君臨するそうですよ?(著:三河ごーすと)

2019.01.16

知っているタイトルを挙げるとすれば、『ようこそ実力至上主義の教室へ』と『賭ケグルイ』あたりを足して割ったような感じでしょうか。
おそらく数自体は多くないんじゃないかと思うのですが、ジャンルのとしてこの手のギャンブルシステムを導入した治外法権のような学園モノへは一定の支持がありそうです。

裏の世界で最強の名を恣にした主人公が普通の青春を求め入学した学園はなんと……と、勝負以外ではどこか抜けたところのある主人公が活躍するお話です。
そんなこと、タイトル見りゃ分かるってもんですよね。

主人公の性格について、ゲームに対するセンスは抜群ですが、普段は思慮深いようで感情的、冷酷なようで甘いところもある、かなり不安定な人物として描かれている印象です。
その不安定さはしばしば都合の良い展開へと利用されがちですが、個人的にはあまり気になりませんでした。
主人公がひたすら普通と常識を弁えようとする姿勢は好感が持てます。

そのほかヤンデレとして紹介される妹などはあまり好みではないのですが、やりすぎない程度のものなので、読む上で特にストレスを感じることはありませんでした。

この巻で主人公の実力が周囲にほとんどバレてしまうため、もうちょっと溜めがあったほうが好みかなあとは思うのですが、ふざけたタイトルにしてはかなりオススメできる作品です。

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