日記

エイルン・ラストコード~架空世界より戦場へ~(著:東龍乃助)

2016.06.08

新時代のメカライトノベル』『新世代ロボットライトノベル』『斬新』『掟破り』、なんて過剰気味に宣伝されるとちょっと懐疑的になるんじゃないかと思うわけですが、実際買ってしまった後で言っても仕方がないですね。

謎の生命体による地球侵略で数を減らした人類の終わりの見えない戦いを描いた…一応ボーイミーツガールモノになるんでしょうか。特に説明の必要もない内容です。

斬新かって言われたら、(装丁が)斬新だとは思うんですけど、掟破りかと言われるとそうでもないような気がします。
漫画が載っているラノベなんて『E.G.コンバット』くらいしか知らないのですが、本作のIllustrationには三人の名前があるので、編集部の意図としてかなり力を入れているということでしょう。

セレンちゃんがかわいいです。でも、他のキャラも含めて全体的に情緒不安定ぶりがすさまじいので、この巻だけだとあまり魅力を感じにくいのかもしれません。

一方で、ロマンありまくりの機体に乗る主人公の生身でのSF的な強さはわりと斬新なんじゃないかとは思います。

ここぞという時にデキる主人公が好きな人にはけっこう受けがよさそうです。

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