日記

扉の魔術師の召喚契約アドヴェント・ゲート -その少女、最強につき-(著:空埜一樹)

2016.07.03

異世界召喚、ダブル主人公モノでしょうか。

一流魔術師のロイ=シュトラスは自身の勝手な理由によりロイにとっての異世界である日本から雛菊アヤメを召喚。日本にアヤメを帰すために二人で力を合わせて戦う。そんな作品です。

地の文の人称が曖昧なためダブル主人公だと勝手に思いました。ココらへんは著者がどういった意図で執筆してるのかを読み取ることは出来なかったのですが、あまり深くは考えられていないような気もします。

…一度雛菊アヤメという人間を分解し、こちら側のモノとして少しずつ造り直しているということと同じであった…
P156

ロイが使う物質転移魔法についての解説を読んでいると、昔『宇宙大作戦』で人を転送するのに失敗すると悲惨なことが起こるというのを思い出しました。
死んで転生するというのも非現実的極まりありませんが、生きたまま召喚するっていうのもなんか怖いというか、失敗して中途半端なところで終わったらどうなるんでしょう。ガンツで人体を転送してるのが途中で止まる感じでしょうか。怖すぎますね。
作中では、アヤメが「行きたくない」と意志を持つことで拒否することも出来てしまうみたいなので、より危なっかしいというか、怖い魔法です。魔法が相手に有効であれば、人の手だけを転送しちゃったり、わざと失敗させたら凄いことになりそうでもあります。

ところで、主人公たちが挑む魔術師同士の非公式大会【アルス・マグナ】というものがあるのですが、この名前を聞くとちゃ↑す!!を思い出します。多分まだ許されていないんでしょう。
私も公の場での発言には気をつけたいものです。

物語のテンポはすごくいいです。が、二人の抱えるトラウマというか、葛藤、心理描写はなにを言っているのかよく分かりませんでした。二人で勝手に納得して勝手に進みます。
そのわりに、キャラクター間の関係に関する描写が希薄なので、なぜ良好な関係が築けているのか不思議です。
また、中世ヨーロッパといいつつ、世界観がよく分かりません。まあアヤメちゃんの主観で中世ヨーロッパと言っているだけなので、別に気にすることでもないのでしょう。

個人的にこの作品の中で一番すごいと思うのは【言語理解】と呼ばれるバイリンガル魔法?だと思います。逆に、この魔法が世界観を曖昧にしている原因なのかもしれません。

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