日記

異世界詐欺師のなんちゃって経営術コンサルティング(著:宮地拓海)

2016.08.25

はい、以前新しく買った本です。新しい本を買って、積んでいる本を読めば、その買った本も積んだということになりますよね? つまり自らの発言とは矛盾しないと私は信じております……

そんな我ながらよくわからない理屈よりも、しっかしとした詐欺師の経歴を持つ主人公の異世界転生物語、それが本作です。
TVCMでよく見るタイトルだったので、知っている人も多いかもしれません(こうやって実際買っちゃうんだから、宣伝というものは馬鹿にできませんね)。

嘘をつくとカエルに姿を変えられてしまうことや、会話の言質を完全に証明できる…という設定は面白いのですが、ちょっと強力過ぎる気もします。ただ、そうした設定の中で日本円の価値が認められているのはかなり斬新なのではないかと思いました。
基本的には悪党の主人公ですが、悪党を倒すのもまた悪党…ということで、クロサギを彷彿とさせるような展開で、お人好しのヒロインを手助けしていきます。

コメディとシリアスのバランスが良くとれていると感じますが、お話の進みが少し遅いように感じました。
とはいえ、騙し合いの論理は明確で読みやすく、続きが気になる作品でした。

あと、やっぱりパイオツのカイデー度は重要ですよね。著者は分かってる。超わかってる。

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