日記

僕と彼女のゲーム戦争(著:師走トオル)

2016.08.28

集英社が出しているラノベではよくジャンプネタが出てくるような気がしますが、電撃文庫で電撃某ネタを見たのは初めてです。
本作では実在のゲームが多数出てくるなど、実在ネタが多いのですが、一方でアフィブログの名前を出しているのには反感を覚える人もいそうです。

主人公は、読書一筋の優柔不断で引っ込み思案、人と話すことが苦手…など、とてもモテそうにはみえませんが、男女比1:15の元女子校に転入、概ね想定された展開で生徒会長の所属する部活に入部する、そんなお話です。
ちょっと主人公がウジウジし過ぎな気もしますが、入部までのプロセスはとてもよく出来ていると思います。

ゲームに意識ごと没頭し攻略する描写は冗長なように見えて、主人公の強引な解釈が面白いです。
ただ、ラストの大会では地の文に明確な描写がないと、主人公がどの程度没入しているのかが分かりにくいと感じました。

また、サブカル素人の主人公に部活の概要やゲームについての知識を顧問と生徒会長がレクチャーしてくれるのですが、正直二人のうちどちらが発言しているのか判然としない箇所もありました。
とは言ってもあまり気にならないレベルですし、次の巻への引きもバッチリなのでおすすめできる作品です。

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