祓魔学園の背教者 ―祭壇の聖女―(著:三河ごーすと)
2016.10.23
一ヶ月以上、一冊も本を読んでいませんでしたが、久しぶりに積み本を消化しました。
なんと言えばいいんでしょうか、ワケあり主人公とワケありヒロインが頑張る…『異端モノ』とでも呼びましょうか。
祓魔師は契約精霊を呼び出して悪魔契約者と戦う聖職者、とありますが、こういったお話のご多分に漏れず、その実態は誰かの犠牲によって成り立っているというのが物語の重要な要素です。
展開も設定もわかりやすく、読みやすいとは思うのですが、若干の都合の良さは否めないかなと思いました。
主人公はどちらかと言うと一匹狼で、人の考えていることなど気にせずズケズケとモノを言う性格…巷の主人公属性に溢れるところのデリカシー皆無マンなわけなのですが、こういった性格の主人公って、実際読者受けするものなんでしょうか?
正直、友達にはなれそうにないタイプなのですが、需要があるのか、物語を進める上で欠かせない要素なのか、なにかしらの理由はあるんでしょう。
とりあえず私もミトラちゃんを教祖様として毎日拝めるのなら入信するのもやむなしといったところです。