日記

終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?#05(著:枯野瑛)

2017.04.11

全く関係ないのですが、私が好きなシューティングゲームの一つに『斑鳩』があります。
地元のゲーセンでも客付きが悪く、速攻で消えたイメージです(アルカディアの記事でも同時期に稼働した他のゲームに比べ特にインカムが低かったと書いてあった記憶があります)が、周りの目を気にしなくてもいい家庭用ではかなり息の長いゲームになったなという気がします。

嗚呼、斑鳩が行く・・・・・・
望まれることなく、浮き世から
捨てられし彼等を動かすもの。
それは、生きる意志を持つ者の
意地に他ならない。

斑鳩 Chapter:01 理想 ideal

ステージ1からなにやら思わせぶりなポエムでグッと引き込まれるようなゲームですが、最後は力の解放により自壊する機体とともに主人公の命は散っていきます。

なぜ突然斑鳩について語りだしたのかといえば、この作品を読んだ後の感覚がゲームが終わった後の感覚にとても近いなと思ったからです。

この世界で言う人間種エムネトワイトという種族の有り様は滅亡を免れ得ないものだったわけですが、それでも来る終末に抗おうとする者たちがいたこと、人間がいなくなってしまった500年後の世界で主人公が目覚めた時、やはり相変わらず終末に抗う妖精たちがいたこと、それらの悲劇につられて主人公もまた、抗い散ることを選ぶ。

とは言え普通じゃない主人公のヴィレムは死んでも死なずのしぶとさがあるわけで、一応の最終巻としてとてもきれいに終わったなという感じです。

最近読んでいる本のことごとくが10巻を超えそうな超大作ばかりなところ、ちょうどいいところで終わるのはとてもありがたいことだと思う次第です。

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