ようこそ実力至上主義の教室へ6(著:衣笠彰梧)
あまりにも楽しみすぎて塩漬けにしようかと思ったのですが、買ってから2日後に読んじゃいました。
今回の特別試験は、二人一組のペアを組み他クラスが作成した問題を解きつつ、こちらも試験問題を作成し攻撃するペーパーシャッフルというものです。
面白いです。続きが楽しみです。
ただ、この巻は以前にも増して誤字や矛盾がちらほら見受けられるのが気になるところです。
特に、5巻で清隆は櫛田ちゃんに宣戦布告をされていたはずなのですが、すっかり忘れているようです(実際5巻では櫛田ちゃんの宣言に対して特にリアクションを返していないので、矛盾がないとすれば清隆はほとんど櫛田ちゃんへの興味が無いことに……)。
一応清隆自身は櫛田ちゃんの過去に興味があったくらいで元々そんなに気にかけていなさそうだったので、あまり敵とはみなしていなかったのでしょう(とは言え、しっかり櫛田ちゃんを退学に追い込むための手は打っているようです)。
この巻でも新たなヒロイン候補が増えたりしているような気はしますが、相変わらず清隆は盛り上がらない感じなのでそういった恋愛方面はあまり期待できそうにありません。
が、ここにきて軽井沢さんが清隆の誕生日をちょろっと祝うというファインプレー。
次の巻は軽井沢に龍園の魔の手が伸びそうなので、面白いことになりそうです。
龍園といえば、Cクラスの生徒が特注のケーキを買おうと揉めていたということで、龍園と清隆の誕生日が同じ説を唱えている人がいましたが、面白いですね。
でも、取り巻きに誕生日を祝われてケーキに舌鼓を打つ龍園というのもあまり想像できません……。
Aクラスの葛城に前生徒会長の堀北兄もしっかり登場し、内容の濃い一冊になっていると思います。
ところで……今年の7月にアニメ化するんですね。
公式サイトを開くと原作のキービジュアルしか出てこないし、ダブル監督とか良く分からない体制だし、しかもあと2ヶ月ですよ。
さらにキャスト一覧を見ると5巻で初登場の”坂柳有栖”の名前があるわけで……なんというか、これはもう、あれです。
駆け足端折りの展開圧縮でクソラノベアニメと言われる未来が見えるようです。
だいたい、MF文庫のCMでこの作品のアニメ映像があった気がしますが、観た時は全く面白そうな気がしませんでしたから、やはり他メディアへの展開というのはなかなか難しいのかもしれません。
でも、楽しみにしてます。次の巻もその頃に出るそうですから。