日記

セーブ&ロードのできる宿屋さん ~カンスト転生者が宿屋で新人育成を始めたようです~(著:稲荷竜)

2017.09.06

異世界転生だの、勇者モノでいうところの、『隠居モノ』というところでしょうか。セーブ能力によって死んでもロードされる便利能力で最強になった主人公が新人育成を始めるという、タイトルそのままの内容です。

能力の肝は主人公以外の他人もセーブできるというところでしょうか。

『常識では無理なことでも、物事に取り組んだ結果死ぬことを何度も繰り返せばなんとかなる』という体育会系も真っ青のトンデモ育成法で女の子たちを強くしていきます。

正直、チートというかなんというか、短期間で効果ありすぎなんじゃないかと思うわけですが、底抜けに真面目な貴族の娘や、とても一人では生きていけなさそうな魔族の娘と、一癖も二癖もある新人冒険者を育てるには仕方ないのかもしれません。

死を体験させる、なんてとても主人公のやることとは思えませんが、物語のテンポがよく、読みやすい本でした。

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