日記

戦艦学園のグラムリッター 問題児な魔道士と愚劣な指導官(著:手島史詞)

2015.10.04

最近だと、『空戦魔導師候補生の教官』や『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』などの刊行で盛り上がるかと思われた指導教官モノ(?)ですが、あまり増えていないような気が…そんなライトノベルです。

E.G.コンバット』に代表されるこの手の作品は私が好きなジャンルの一つです。
実力のある主人公が、事故やライバルに蹴落とされたりなどして前線を離脱…紆余曲折を経て一癖も二癖もある生徒を教えることになり、様々な経験を積みながら彼らを導いていく。
主人公の奇抜な指導方法、生徒の成長過程、驚きの結果。そういったものを楽しむジャンルだと思います。

設定としてはIS+空戦みたいな感じでしょうか。ISよりはファンタジー寄り、空戦よりは権力支配の構造が軍事色の強いものとなっている印象です。
そして、ガルパンやラブライブといった…そんな感じの要素も入っていて、作品としては色々広がりがありそうなものになっています。

と、類似の作品が思い浮かぶ中で、作品の独自性を担保するような面白さがあるかというと…。
この巻の内容は殆ど王道というような展開なので、あまり驚きはありませんが、そういった展開は消化しきった感がありますので、続巻に期待ということで。

カスカベアキラ先生のイラストを楽しむのもアリです。

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