コップクラフト(著:賀東招二)
賀東招二作品といえば……
学生時代に読んだフルメタル・パニック!や、最近アニメ化された甘城ブリリアントパークなどがありますが、この作品はハードボイルドで退廃的な近未来といった趣のSF作品です。
というか、フルメタの連載が長すぎたせいか、あまり作品数は多くないんですね。
雑多で治安の悪い都市の模様を表す描写の数々がいかにもSFという感じですが、著者お得意のミリタリー要素あり、異世界あり魔術ありで、さすがに世界観はとてもよく出来ています。
ちなみに、先ほど近未来なんて書きましたが、それほどテクノロジーが進化している風でもないようです。
この作品の存在自体は知っていたのですが、ガトー信者からすると刊行遅いし完結する気配もないのでオススメしないといったコメントを大昔に見た記憶があってスルーしていました。
2000年台の作品のため、近頃流行りのジャンルからはかなり離れた内容ですが、甘ブリを読んでなにか違うな……と感じていた私にはうってつけの面白さでした。
好きな作家には自由に様々な作品を出してほしいものですが、やはりなにか期待してしまうというのも、仕方がないことだと思うのです。
エロマンガ先生4 エロマンガ先生VSエロマンガ先生G(著:伏見つかさ)
沙霧ちゃんが頑張るお話です。
しかし、こう毎回新キャラが増えていって大丈夫かな、なんて思うんですけど、ラノベっていうのはこういうもんですよね。
電撃文庫のシリーズを最初から読んだのなんて久しぶりだったので、王道を忘れていたのかもしれません。
既刊の数から言うと、主人公一家の事情など、まだまだ引っ張ることも多いんでしょうけど、話の進み方がかなり鈍いように感じました。
そんなわけで、山田エルフ先生を推しまくる今日このごろです。
エロマンガ先生3 妹と妖精の島(著:伏見つかさ)
テコ入れ回みたいな巻です。
年上の後輩作家と、山田エルフ先生の兄が登場します。後輩作家の立ち位置は不明ですが、初登場の割に空気みたいな存在だったので今後どう関わっていくのかいかないのか、気になるところではあります。
明かされていない各々の事情も気になるところですが、やはり、主人公を中心としたハーレムがどう決着していくのか、注目したいです。
というわけで山田エルフ先生を推します。
エロマンガ先生2 妹と世界で一番面白い小説(著:伏見つかさ)
けっこう、面白いです。思ったより。
やっぱり頭のおかしい新キャラも登場し、盛り上がってきました。
オチは1巻をうまくなぞるようなものになっていて、構成がよさが光ります。
結構、実在の作家や固有名詞などがバンバン出てくるんですけど、アニメではどうなるんでしょうね?
というわけで相変わらず私は山田エルフ先生を推します。
エロマンガ先生 妹と開かずの間(著:伏見つかさ)
正直まったくこれぽっちも興味なかったんですが、アニメ3話の引きが気になったので、買ってみました。
女の子の見た目が可愛いだけかな、なんて考えていましたが、思ったよりもまともなお話で、思ったより頭のおかしいキャラばかりでした。
でも、義妹だし、いいんじゃないですかね?
ということで私は山田エルフ先生を推します。