日記

西野 〜学内カースト最下位にして異能世界最強の少年〜(著:ぶんころり)

2019.01.04

2019年もあけましておめでとうございます。
WordPressをアップデートしたらゴミみたいなエディタに変わっていて、この一文を書くだけでもとても苦痛です。
いろいろ言いたいことはありますけど、人様の作品の感想で言うこともでもないのでこのくらいにしておきます。

さて、非常に個性的なタイトルの作品です。
本来サブタイトルはつかなかったのではないかと思われるのですが、そこらへんは編集部判断なのかなと邪推します。

『学内カースト』『最下位』『異能』『世界最強』などと常套句が並べられたタイトルですが、内容は非常に個性的で癖のある作品です。

裏の世界では最強でも、現実では友人一人すらまともに作れない憐れな主人公とその周囲の人々を描いた物語……やたらカーストを気にする田中ロミオ作品に通じるものがあるような気がします。

周囲の人々は都合よく動かず、主人公は何をしても空回り、ラブコメモノのお約束は何一つ成立しませんが、軽妙で毒のある地の文と簡潔な描写のおかげで読みやすい作品になっていると思います。

主人公のビジュアルがなかなか強烈です(Fateのワカメを思い出します)。
やたらフツメンフツメン言っていますけど、どう見ても普通の顔じゃないと思いました。

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転生したらスライムだった件2(著:伏瀬)

2018.10.17

正直、特に感想もないのですが、この作品……実は戦記物の側面もあるようです。

1巻の時点で大量の仲間を抱えているわけですから、数での戦いが起こるのも必然というところでしょう。

この巻のお話で言えば、心躍るような計略や戦術もなく、淡々と主人公一派の実力でもって雑魚どもを蹴散らしていきます。

オークロードとの戦いは少し強引な気もしますが、相手の能力を奪う者同士の戦いというところであまり違和感はないでしょう。

正直この巻で終わりかな……?なんて思っていましたが、3巻も買おうかなと思える内容でした。

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転生したらスライムだった件1(著:伏瀬)

2018.10.10

結構前に買っていました。
本当ならアニメ開始前に読むべきでしたが、もう気づけば2018秋アニメも2週目ということで流石に読もうかと思った次第です。

今更この手の作品について物申すなんて野暮なことはしませんが、都合はよし、なんでもアリ、サクサクお話が進みます。

なんでもアリっていうのは、展開が予想できそうで出来なかったり、やっぱりそうだよなと思ったり色々ですが、この作品に関して言うと、思っていた内容とはだいぶ違いました。

スキルの相性や特性が勝敗を大きく左右するタイプの世界観ですが、『蜘蛛ですが、なにか?』ほど細かい描写はありません。

ほとんど行き当たりばったりのぶっつけ本番で物語が進んでいる印象ですが、読みやすいのでそれほど気になりません。

続きが気になるくらいには面白い作品でした。

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絶深海のソラリスII(著:らきるち)

2018.07.10

前回の悲劇から二年、何もかもが変わってしまった世界で主人公たちが活躍するお話です。

正直、教官モノで引っ張ってほしかったな~と思わないでもありませんが、読者を飽きさせない展開はこの巻でも健在です。

前回の悲劇の張本人が今回は仲間として主人公たちと一緒に行動するわけですが、彼女にも事情があるとはいえ少しモヤモヤするかもしれません。

やはりキャの造形に関しては1巻の子たちのほうが魅力あったなあと思いますが、まあそれでも続きが気になるくらいには面白いので無問題です。

が! 2018年現在続刊の気配なし! 著者のTwitterも動きなし! 続きが出ない、これ以上の悲劇がありますか?

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絶深海のソラリス(著:らきるち)

2018.07.09

最近、『イリヤの空、UFOの夏』が無料公開され、なんとUFOの日に秋山瑞人先生のコメントが読めるサプライズ(電撃25周年でもコメントをしていましたが、作家を続けているようないないようなハッキリしないコメントでモヤモヤします)がありましたが、その関係で色々調べていると本書のレビューが目に入ったので、買ってみました。

ジャンルで言えば教官モノです。

正直、最近読んだ中ではかなり面白い作品でした。キャラクターの性格には若干の癖がありますが、そんなもの、全く気にならないくらいに描写が丁寧であり、設定の解説から展開の起伏までよく考えられているなと感心します。

ただ、ネタバレになりますが最後は悲劇的な結末を迎えます。
主人公たちは後半ひたすら自身の判断を後悔することになりますが、避けられぬ悲劇が容赦なく襲いかかる様は圧巻です。

続きが気になって仕方がない、と久々に思える作品でした。

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